近年の降雨量は温暖化と共に増加しており雨樋(軒樋)がその雨量を受け止められず、オバーフローが起こっています。今回はその対策をみていきましょう。
既存の雨樋(軒樋)
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写真は豪雨時の雨水が屋根軒樋を乗り越えている瞬間です。通常の雨水量であれば受け止められていた雨水も近年の豪雨では役に立たないようです。このオーバーフローした雨水は地面をたたき建物を汚したり、敷地が狭い場合隣家に落ち思わぬ問題を引き起こす可能性もあります。
対策
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この場合の対策はやはり軒樋の大型化が一番手っ取り早いでしょう。ご覧のように大型化は大量の雨水を受けとめると共に、軒先から飛び出す雨水をキャッチする役目をはたしてくれます。
新規(写真左)の樋は外側の高さが高く延びていますね。このような形状の樋を使えばこの問題は解決します。
工事中
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専用の金具(ステンレスと樹脂で構成され持ち出し位置を調整可能)で設置します。いかがですか?雨水をしっかりと受け止めてくれる安心感がありますね。参考までに商品はパナのファインスケアNF-I型という商品でこの独特な形状の他に鋼板補強入りで紫外線劣化による破損に強い性能があります。
気になる工事費ですが、足場工事と合わせて税別40万程度(交換した軒樋23m)程になります。せっかく足場を建てる訳ですから、外壁や屋根の改修も合わせて行うと費用対効果が良いでしょう。
既存住宅には経年劣化等による不具合がつきものですが、インスペクションによりその原因がはっきりし対策を講じることができます。