納得リフォームの道しるべ

自宅をリフォームしたい、購入した中古住宅をリフォームしたい、そんなあなたにお伝えします。

納得のリフォームで、これからの住まいを安全・快適に保つには!?

①必需リフォームと長寿命化リフォーム

リフォーム計画の出発点は勿論「住まい手の要望」です。

要望の前段階には、困ること、嫌なこと、何とかしたいことがあり、それを改善するために行うリフォームを「必需リフォーム」といいます。つまり、自分がしたいと思うリフォームのことです。お困りごとを改善する方法はいろいろあるかもしれませんが、どこまで手を加えるかで改善のレベルもかかる費用も違ってきます。見えない部分の不具合を残したまま表面的なリフォームをすることを、あなたはお望みですか?

 

マイホームは、建てたら終わりで以後は安心...というわけにはいきません。住宅を長持ちさせるためには、定期点検の実施と必要に応じたメンテナンス、内外装材や設備機器の更新、家族構成の変化に伴う増改築等を行うことが必要であり、それによって住宅の価値を維持・向上させることが求められています。

 

「必需リフォーム」に留まらず、劣化改善と性能向上を施す「長寿命化リフォーム」も併せて計画することが、本物のリフォームであり、暮らしを支える住まいには必要不可欠なことなのです。

②3種類の建物劣化と5つの基本性能とは?

新築当時は新品だった建物も、時を重ねるごとに劣化するのは当然のことです。長寿命化リフォームの考え方においては、所謂、「経年劣化(物理的劣化)」にとどまらず、「機能的劣化」「社会的劣化」についても対策すべきだと言われています。つまり、高機能化した新製品の開発により相対的に「陳腐化した状態」や、新たな社会的要求や基準の登場によって生まれた相対的な「低水準の状態」をも改善する必要があるのです。

 

そして、備えるべき5つの基本性能として「1.耐久性能」 「2.耐震性能」 「3.省エネルギー性能」 「4.バリアフリー性能」 「5.維持管理・更新の容易性」があります。

 

これら、劣化対策と性能向上を目指したリフォームを実施するのが長寿命化リフォームというわけです。

③2つのリフォームを融合させるためには、建築士の建物診断が不可欠

建物診断とは、対象となる既存住宅をスケルトン(構造+外皮)とインフィル(内装+設備)に区分し、その劣化度や居住性等について調べることです。

現地に赴き、建物の内外を目視検査し、「経年劣化(物理的劣化)」「機能的劣化」「社会的劣化」の調査を行い、現在保持している住宅性能についての確認を行います。

 

構造の劣化を引き起こす雨水浸入や蟻害があれば、その改善は待ったなしですが、機能的劣化や社会的劣化については、住まい手の困り具合と照らし合わせながら、優先順位をつけてリフォームしても良いでしょう。いずれにしても、建築士による正確な現状把握とそれに基づく対策・改善計画の策定が不可欠です。

 

建築士と住まい手の十分なディスカッションと信頼関係によって、生活環境の改善に取り組むという姿勢が何よりも大切なのです。

④私たち、「いえあ~る」のこと

私たち、実は福岡⼤学⼯学部時代の先輩後輩という仲でして、ともに建築学科の須⾙研究室に所属し、在学中は企業から委託された環境⼯学の研究に勤しんでおりました。

担当していた住宅メーカーに⽴て続けに⼊社し3年⽬に結婚、社内では建築部に所属し、設計・⼯事・積算などそれぞれの専⾨分野の担当者として注⽂住宅の建築に携わっていました。

時代は「男⼥雇⽤機会均等法施⾏」の頃、結婚しても働くことは当然という環境の元、出産・育児休暇を取得し、家と職場と保育園というトライアングルをベースに仕事を続けました。⼆⼈で協⼒して時間や休みを調整し、お迎えや学校⾏事、PTA 活動などをこなして、家事や育児と仕事の両⽴に努めてきたのです。

 

そんな⽣活が10 年を過ぎ三⼈⽬が⽣まれる直前、住宅メーカーを辞め⼤学時代の友と⼀緒に会社を設⽴(前職=㈱住環境⼯房らしんばん)、それから20 年間、⽊造住宅の耐震診断や補強⼯事、間取り変更を伴う⼤型リフォームを中⼼に、「住まい手の要望を実現するために何が必要か?」という視点だけではなく、劣化事象の改善と共に耐震性と耐久性を向上させる提案を心掛け、既存住宅の改善に取り組んできました。

 

表面的にきれいになっても、見えない部分が傷んだままでは安心して暮らせないはずです。最悪の場合、投入した費用が無駄になってしまうこともあります。リフォームのタイミングで耐震性能を確保することは非常に合理的な考え方ですが、正確な補強案を作成するためには診断が欠かせません。また、私たちは、構造躯体はもちろん、内外装材の特性、電気・水道工事の納まり、設備機器の比較検討など、あれやこれやに関する「引き出し」をたくさん持ち合わせています。

 

会社の体制は工務店ではありませんので、工事部隊を抱えているわけではありません。工事はすべて職人さんたちへの直接分離発注、長年一緒に住宅の改善に取り組んできたいつものメンバーで対応します。リフォーム工事は多業種の融合により完成します。私たちが設計・工事を統括することで、お客さまの要望をダイレクトにカタチにすることが可能なのです。最初から最後まで一貫したおつきあいで、たくさんの方に喜んでいただいております。チームで現場を納める安心感を感じていただけることでしょう。

  

正しい現状把握がリフォーム計画の第一歩! そして、ダイレクトな現場反映が「いえあ~る」の強みです。せっかく思い立ったリフォームが後悔の種にならないように、あなたにとって一番信頼できる事業者(建築士)でありたいと願っています。

⑤診断は有料ですが、耐震補強工事の一部に充当することにより全額還元します。

私たちは、一級建築士事務所として業務で診断を承ります。工事会社の営業活動ではありませんので診断は有料ですが、耐震補強工事をご依頼いただければ、診断料は工事代金の一部として全額還元します。(但し、基準適合状態に引き上げる補強工事に限ります。また、建物の大きさや建築場所によっては、別途調査加算料がかかる場合がありますが、こちらは充当対象から除外します。)

 

多くの方に長寿命化リフォームの必要性をご理解いただき、私たちが今まで培ってきた知識や技術をリフォームに活かしてもらうことが目標であり、診断すること自体が目的ではないからです。

有料インスペクション(建物診断)のご案内

対象 木造戸建住宅(在来工法)
内容

状況調査(劣化診断)と耐震診断を同時に行います。

  1. お申し込み後、委託書・受託書の取り交わしを郵送にて行います。
  2. 調査日に現地に赴き、2時間ほどかけて建物内外の目視調査を行います。
  3. 一旦データを持ち帰り、報告書にまとめます。
  4. 報告日に報告書をお持ちし、対面でご説明差し上げます。
成果物

診断報告書一式

  1. 既存住宅状況調査書
  2. 同上  写真シート
  3. 耐震診断書・現況
  4. 同上   ・補強案(必要な場合)
  5. 耐震補強参考見積書
  6. 住宅履歴と修繕計画のしおり
  7. 必需リフォームの提案書(必要な場合)
代金

88,000円(80,000円+消費税)

(建築士の作業報酬と報告書の代金です。)

屋根裏進入調査も行います
屋根裏進入調査も行います
床下進入調査も行います
床下進入調査も行います

⑥有料診断申し込みの前に、無料の対面相談をご利用ください。

住まいの困りごとを抱え、それを改善するためにリフォームを計画しようとするなら、まずは、誰に相談すべきかを考える必要があります。巷では、金額の高い安いで判断することが当たり前の様に言われていますが、出来上がった商品を購入するのとは訳が違うと思いませんか?

 

リフォーム工事は計画段階から完成まで長丁場。住まい手と作り手の協同作業です。完成までの道程を最後まで一緒に歩んでいけそうか、相性を確かめる場が必要だろうと思います。

 

事務所にお越しいただければ、相談は無料で対応させていただきます。有料診断の必要性や成果物のサンプル、耐震補強の方法など、気になることを解消する場としてお役立てください。(事前予約制)

その他、各種お問い合わせはこちらから

リフォーム現場の裏側をお見せします!