キッチンでは消費電力の大きい調理家電を使うことが日常ですが、一つのコンセントにこれらを集中接続(いわゆるたこ足配線)すると、思わぬ事故に繋がります。今回はその一例のご紹介です。
熱が発生
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これはいわゆるたこ足配線の状況です。各家電の電気消費量が小さい場合、しっかり奥まで差し込まれていれば問題になりませんが、それでもたこ足になると差し込みが緩くなりがちで、本来なら面接続しなければならない接点が点接続となり、たとえ消費電力が小さい場合でもスパークをおこし埃などに引火する場合があるので、このような配線は避けるべきです。
発火寸前
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許容量以上、または許容値ぎりぎりの状態でも長期間使用し続けるとこのようにコンセントが焦げる事態になります。こういった箇所に埃のように引火しやすものが多量に付着していると、そのまま火事につながるケースも。
電圧側
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余談ですが、コンセントの穴は左右で長さがちがいます。長さ9㎜と長い左側がクール(接地またはアース側)といい電圧はかかっていませんが、長さ7㎜と短い右側はホットといい電圧がかかっています。一般的には過電流が流れるとホット(電圧)側が焦げます(左右が焦げることも有り)。
業者に依頼
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このような状態に気付いたら即座にコンセントの使用を止め、専門業者に修理を依頼しましょう。壁内配線の導通・抵抗や電圧など配線や大元のブレーカー等に問題がないか確認・交換修理してもらいましょう。
修理完了
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今回は大事に至らなくて良かったですが、皆さんも今一度お家の中を点検しましょう。そして新たにコンセントを増やすなどの必要があれば、専門家に相談しましょう。
既存住宅には経年劣化等による不具合がつきものですが、インスペクションによりその原因がはっきりし対策を講じることができます。