洗濯排水の漏水(リフォームのこつ)

 

 予算を抑えてリフォームをしたいという考えが、かえって高くつくことになる?

 

予算を抑えた表面だけのお色直しでは、結局あとで高くつきます。(これは発注者にも請負者にも言える事です)

インスペクション 耐震診断 福岡
リフォームのこつ 洗濯排水漏水

 写真は洗濯パンを使用しない場合の洗濯排水器具です。汚水排水管からの臭気防止の為その内部はトラップと言って水溜まりを設けることによって水で封をした構造になっています。この事例はそのトラップ脇から漏水を起こした事故事例です。よく見るとフローリングが水を吸い込み水ジミになっていますね。

予算を抑えた表面だけのお色直しでは、結局あとで高くつきます。(これは発注者にも請負者にも言える事です)

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 この事故事例は予算を抑えたいという要望で既存排水配管をそのまま利用した為排水管に亀裂が入っているのを見過ごし発生したものでした。多少の臭気は上がってても洗濯機側のホースを直接突っ込んでいれば起きなかったのでしょうが、臭気止めに設置した器具があだになった形です。

予算を抑えた表面だけのお色直しでは、結局あとで高くつきます。(これは発注者にも請負者にも言える事です)

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 こうなると洗面所のフローリングは下地から全交換となり、最初から床下にもぐって排水配管を交換していた方がかえって被害が少なくて済んだでしょう。見える部分(内装仕上げや設備機器)の予算を削ってでも下地(インスペクションによる見えない部分の調査による)の交換の必要性が大事というわけです。

既存住宅には経年劣化による不具合がつきものです。でも、購入前のインスペクションで、状況がわからないという不安を解消することは可能ですよ!