雨戸がひっかかる原因は?

 

 新しいうちはするする動いていた雨戸も年がたつと、戸箱の中からの出し入れが難儀になっていませんか?その原因は・・・ 

 

雨戸戸車修理のポイントは?

インスペクション 耐震診断 福岡
住まいの健康診断 雨戸戸車

 戸箱の中で引っ掛かって戸箱からスムーズに出し入れが出来なくなったこの雨戸、外して点検しても異常は無いのにどうしてでしょう?実は戸車の形状と戸箱の底板との関係に問題があったのです。この戸車は凸レール溝用であって、一般的な雨戸の敷居レールはドブ溝と言うフラット構造です。そのレールや戸箱の底板がアルミ等で出来ているなら良いのですが、少し前の住宅はレールこそアルミ製でも戸箱の底板は木製(特に和風住宅)であることが多く、写真の戸車だと木の底板にくせ溝が刻まれそれに引っ掛かって出し入れが困難になるのです。

 

雨戸戸車修理のポイントは?

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 そうなると、いくら潤滑剤(クレ55やシリコン)をかけても、あまり改善されません。最善対策はただ一つ、ご覧の様にドブ溝用戸車に替えればいいのです。雨戸含めた引戸には溝やレール種類によって、それに対応した戸車があるということです。皆さんも酷くなる前に一度、ご自宅の戸車を点検されてはいかがでしょうか。

雨戸戸車の種類

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YKKAPさんの資料引用

参考の為に図解も載せておきます。

既存住宅には経年劣化による不具合がつきものです。でも、購入前のインスペクションで、状況がわからないという不安を解消することは可能ですよ!