結露対策リフォーム(窓編)

 

前回は壁の結露対策のお話しでしたが、今回は窓です。

 

対策別リフォーム(窓の結露対策)

インスペクション 耐震診断 福岡
住まいの健康診断 窓断熱

冬場の結露といえば窓、暖房しない部屋・特に夜寝に行くだけの寝室のように暖房による窓面への熱供給が無い部屋の窓は表面温度が低く、朝起きてみるとリビング窓よりはるかに結露が酷くないでしょうか?

このように窓面の表面結露は室内空気と温度差があればある程多く発生します(参考:水蒸気量は家中ほぼ同じ量になる傾向があります)。

壁の結露に比べ割に乾きやすい為、窓自体にカビがびっしり発生したりという不具合は少ないですが、それでもレースのカーテンにカビが生えたり、窓枠にシミが残ったりとよくありませんね。

対策としては、窓面の温度が下がらないように高断熱サッシ(近年は二重複層ガラス+樹脂の高性能な窓もあり)に取替えるのが一番ですが、既存サッシを取り出し~内外装の復旧といった付帯工事も必要となりコスト・工期ともにふくらみます。コストだけ言えば、写真の大きさ程度の腰窓を高断熱サッシに交換する費用は約30万円とあかなり高額になります。

対策別リフォーム(窓の結露対策)

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そこでベストな選択として、内窓設置があげられます。

TVコマーシャル等でご覧になったこともあるかと思いますが、外窓はそのままにその内側に高断熱の窓を設置する方法であれば、安価(写真のサイズであれば10万程度)でしかもわずか30分(既存サッシが半外付サッシ等で窓枠の巾が75mm以上他、条件が整っている場合)で取付けが完了します。

予算に応じてペアガラスや高遮熱ガラスの選択、さらに窓枠の色や障子デザインなども選択できます。

枠がアルミ熱伝導の1/1000以下の樹脂でできている為、一般条件下であれば枠にもほとんど結露は発生しなくなります(既存サッシ側の結露も激減します)。

但し、風を通すために2回窓を開けるという手間はかかりますが、断熱効果とさらに遮音効果(夏のセミの騒音被害低減等)もかなりアップし、窓が二重になることで防犯効果もアップするというこの内窓を、是非検討なさってはいかがでしょうか。

既存住宅には経年劣化による不具合がつきものです。でも、購入前のインスペクションで、状況がわからないという不安を解消することは可能ですよ!