耐震補強案の設計は、壁の量と配置バランスを考えることが重要です。どの壁を補強すべきかはその住宅によりますが、住みながらのリフォームを考えると、できるだけ住んでいる人の負担にならないところや、リフォーム予定の部分に含ませることを優先したりします。今回の例はその逆パターン。耐震補強工事で壁内(壁裏)があらわになったことで、長年気になっていた不具合が解消できた事例です。
耐震補強で一石二鳥、同時に他の修理も出来ました。
![インスペクション 耐震診断 福岡](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=296x1024:format=jpg/path/s50fa3169433e3326/image/i7886546c2877da2f/version/1587629646/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E8%80%90%E9%9C%87%E8%A8%BA%E6%96%AD-%E7%A6%8F%E5%B2%A1.jpg)
一階にあるリビングの壁を補強することになりました。この壁の向こう側には階段室があります。
耐震補強で一石二鳥、同時に他の修理も出来ました。
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リビング側の壁仕上材(突板)をはがすとこんな感じです。階段下の空間が出現しましたよ!
耐震補強で一石二鳥、同時に他の修理も出来ました。
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長年気になっていたのは階段のギシギシ音。経年劣化によるものなので仕方のない事ですが、毎日耳障りなのは間違いありません。ちょっとのことですが、補修するとなると費用も労力もかかります。
今回の耐震補強工事に合わせて実施したことで、追加料金の必要もなく不具合を解消することができました。
大工さんが無理なく工事できる空間も確保できましたし、補修工事は至って簡単。構造用合板を使って、蹴込板と段板を、ボンドとビスでしっかり固定するだけなのです。
既存住宅には経年劣化による不具合がつきものです。でも、購入前のインスペクションで、状況がわからないという不安を解消することは可能ですよ!