鉄筋の被りって何?(住まいの健康診断)

 

 コンクリート仕上面から鉄筋までの距離をかぶり厚といい、施工される部位に応じた適切なかぶり厚がないとやがて鉄筋が錆びてやがてコンクリートが爆裂破壊し必要な強度が確保されなくなります。

 

鉄筋の腐食~コンクリート破壊

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住まいの健康診断 鉄筋の被り

 鉄筋にはその施工場所(空中或いは地中等)で所定のコンクリート被り厚さが指定してあります。写真のようにその被りが不足した場合、鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートが破壊といった結果をまねき強度が著しく低下するのです。

適切に整然と配筋された鉄筋

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住まいの健康診断 基礎配筋

 被り厚さを確保し整然ときちんと配筋された配筋は見た目にも綺麗ですね。適切な被り厚さ確保の為にはスペーサー(ブロックやドーナッツ型等)を利用し型枠と鉄筋との距離を保つ必要があるのです。

既存住宅には経年劣化による不具合がつきものです。でも、購入前のインスペクションで、状況がわからないという不安を解消することは可能ですよ!