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消費税アップと次世代住宅ポイント制度

6月になりましたね。振り返ると、5月には既に真夏日が飛び出したりして「梅雨すっ飛ばして夏!?」という感じでしたが、やっぱり6月には順当に梅雨がやってくるようです。

 

さて、「次世代住宅ポイント制度」をご存知ですか?消費増税による無理な駆け込み需要や、消費の極端な落ち込みを緩和するために設けられた「消費税を2%多く支払う代わりに、お得なポイントを差し上げますよ!」という制度です。このポイント発行申請がいよいよ6/3に始まりました。

「お得なポイント!?何それ?どうすればいいの?」と大きな期待を寄せる人もいるかもしれませんが、ポイント発行の対象は、結構厳しい要件を満たした高性能な住宅に限られます。具体的に言うと、一定の省エネ性、耐震性、バリアフリー性能等を満たす住宅や、家事負担の軽減に資する住宅の、新築(購入も含む)やリフォームが補助の対象となっています。発行されるポイントの上限は、新築で35万、リフォームで60万です。補助金のような感じではありますが、現金支給ではなく、商品と交換できるポイントが付与される形ですからご注意を。

 

対象となる住宅の要件を見ていると、やはり、国が誘導したいと思っている住宅の姿がそこにはあるようです。耐震性、省エネ性、バリアフリー性が高いことが一様に求められ、逆にそれらの性能が劣っているなら、いっそ除却して現行基準の高性能なものに立て替えてほしい…という気持ちが見え隠れしています。

今現在、そのような性能の低い住まいに住んでいる人はそう簡単に除却することはできないかもしれませんが、これから中古住宅を買おうとする人には良く考えてほしいのです。安いからと言って性能が低い住宅を買い求めると、その後の補修やメンテナンス、あるいは光熱費の負担等に、思わぬ出費を強いられる可能性もあります。購入後のリフォームである程度は改善できるかもしれませんが、あまりにも築年数が古いとそれにも限界があります。

幸い、この制度では、既存住宅を購入して大規模なリフォームを行う人を対象に、最高60万ポイントが付与されるように制度設計されています。まずは、リフォームに耐えうる物件をインスペクションで見定めて、リフォーム費用も含めた資金計画が成り立つかどうか、早い段階で確認することが大切です。そして、タイミングよくマイホーム取得の支援策等がある場合には、それらを上手に使って自分仕様の全体計画を立ててみるのです。

 

 このような制度は今までも色々ありました。住宅をどうにかしたいと思っている人にとっては、無いよりはあった方が勿論助かるのですが、考え方が逆転すると本末転倒です。補助金ありきの計画に固執しすぎると、自分にとっては過剰なものに投資することになります。「住宅を購入したりリフォームしたりするタイミングに、たまたまお得な制度が存在し、検討したところ使えそうだったので利用した」というような感覚でいるのが丁度良いと思います。

 

次世代住宅ポイント制度についてはこちら →  国交省の次世代住宅ポイント制度のページ

私たちなら全体計画を練るお手伝いもできますよ → ワンストップサービスのページ

 

既存住宅には経年劣化による不具合がつきものです。でも、購入前のインスペクションで、状況がわからないという不安を解消することは可能ですよ!